カワユイ(^◇^)ムスリム新聞

紙版でしか存在していなかったムスリム新聞を少しずつデータ化します。誤字脱字も当時のままとします。

創刊号_やさしいタジュウィード

(一)

 「主と話をしたかったらクルアーンを読みなさい」預言者(サッラッラーフアライヒワサッラマ)はこう言っています。クルアーンアッラーの言葉です。クルアーンを手にするとき、私達は預言者(サッラッラーフアライヒワサッラマ)に啓示されたそのままの言葉を前にするのです。他の言語に移し変えたときクルアーンがその生気をまったくといっていいほど失ってしまうのもそのためです。クルアーンアラビア語で声をだして読まれるべきものなのです。アラビア語を母国語にしない私達にとってそれは容易なことではありません。しかし、預言者(サッラッラーフアライヒワサッラマ)は、「クルアーンの朗誦に熟達した者は、気高く敬けんな記録天使と会いまみえる。それに口ごもる者(注ーアラビア語を外国語とする者の意)は刻苦勉励することで、2倍の褒賞が得られる。」と言っています。ですから、根気よく頑張ろうではありませんか。クルアーンの読しょうには規則があります。それをこれから連載で学んで行きましょう。

 今回は事始めとして、クルアーンを読むことの大切さを語ったハディースをもういくつかご紹介することにします。

 「クルアーンを読みなさい。クルアーンは審判の日、その独唱に親しんでいたものの執り成しとなるでしょう。」

 「アッラーの書から一字を読む者には、その一字一字が善行一つと数えられる。ところで善行一つには10倍の報酬がある。アリフ・ラーム・ミームを一字というのではなく、アリフで一字、ラームで一字、ミームで一字である。」

 「クルアーンをあなたがたの声で美しく飾りなさい」

 

※なお、東京にお住まいの方で、個人、あるいはグループでタジュウィードのレッスンを受けたい方は、ムスリム協会にご相談ください。